ひろばからの声

このページでは、京都大学の学生・教職員だけでなく、市民にも開かれた勉強会、通称「ひろば」にアンケート等を通じて寄せられた「声」を掲載していきます。

2017年 1月11日(水)18:30~20:30 ひろば 本を読む会「科学者と戦争―軍学共同の問題点を考える」

  • 「学問自体の問題はさておいて、研究費をどこからもらうかは本当に大事だと思います。」
  • 「学習をつみあげていくことは重要です。教員の方も、忙しいとはおもいますが、今後とも企画お願いします。」
  • 「いろいろな問題・課題が出されてよかった。」
  • 「京大医学部は731部隊の歴史を博物館に展示すべきだと思います。」
  • 「様々な方々の意見が聞けて大変興味深かったです。また予定があえば参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。」
  • 「『防御・個別的自衛権のための研究』問題についてはもう少し勉強して考えたいと思います。自由な討論の場で、大変刺激になりました。いかに世論を広げていくか、大学内でも市民の間にも、問題の危険性を広げていくために、自分にできることをしたいと思います。また情報の交流をしていただければありがたいと思います。」

2016年 5月24日(火)19:00~20:30 ひろば 本を読む会「カントの平和論を読む」

  • 「いつも中東の専門の勉強ばかりしていたところ、今日全然専門と違う(しかも現代の日本を考える上でも大切な)問題に触れられて、参加できてよかったと思います。長くなるのでここには書けませんが、「法」について。中東を考える上でも参考となる新たな発見がありました。」
  • 「二度の大戦、アウシュヴィツ、日本なら原爆を投下されるなど。そういうことを人類は体験したことによって、理性、理念(人間の知恵)、神…などが信じられなくなった。そういう時代において、永遠平和を信じる力をどのように回復するか、それが課題だと思う。」

2015年 9月29日(火)17:30~19:00 ひろば「永井和さんの講座」

  • 「感情論やイデオロギーではなく、きちんと議論・反論できるように論点を分析、史実を示してくださったことに感謝です。(研究者たるものこうありたいです)」
  • 「慰安婦問題に関する真実が分かった。」
  • 「現在においても、例えば府県市庁舎で風営法に基づく風営業が職員慰労のために設置されたなら、その長は糾弾され失職する。人々はそれを直感的に了解しているという視点を永井氏が持っておられるが故に、文献として、軍施設として『慰安所』があったことが立証されたのだと思う。現在、こうした良質な直感が劣化していると思う。また、旧『慰安婦』が政治カードに使われ続けることが耐え難いと思っている。」
  • 「資料収集・分析への永井先生の大変なご努力に接し、心から感謝します。ぜひ公刊をお願いいたいものです。」
  • 「慰安所の軍関与の事実は明らかにもかかわらず、安倍首相はじめとする『軍無実論者』たちによる、ゆがんだ歴史観にもとづく自己中心的な主張により、被害者女性たちに分断を生じさせていることや、日本国民の正しい歴史認識をさまたげていることに怒りを覚える。そのような歴史の歪曲に、戦争というものがいかに人間性(女性も男性も)を否定した上で成り立っているかということに目隠しをする意図を感じる。」
  • 「慰安婦問題論争のポイントが、陸軍が創設した施設かどうかということがよく理解できた。」
  • 「よくぞここまで調査し、論証されたことに敬意を表します。朝日新聞の吉田証言に関する敗北は慰安婦問題を後退させてしまっておりますので、反証の機会をもっと作られることを期待します。」
  • 「『慰安婦』問題について虚偽の情報がまわっており、特に、政治家からそのような歴史修正主義が促されるなかで、事実を共有できたのは非常に良かったです。それに関連して、在日朝鮮人へのバッシングも気になります。特にヘイトスピーチ。」
  • 「今日までは、秦さんの本を基に『厳密な意味では国と軍の関与はなかったが、戦地での開設を考えれば広い意味での関与はあった』とばかり考えていました。永井さんの示された資料は秦さんや安倍さん菅さんらは知らないのでしょうか。知っているとすれば論争は片がついたと思います。未だに悪あがきをしているというのは犯罪ですね。許せないと思います。知らないことを教えていただきありがとうございました。この資料を多くの人に伝えたいと思います。」
  • 「正確に事実を知ることが重要であると改めて感じた。」
  • 「資料に基づく綿密な考証でたいへんわかりやすく、聞かせていただきました。」
  • 「『慰安所は軍の後方支援施設である』という定義?は、十分に『慰安所』問題に一石どころか、日本の世論を動かす、問題を明らかにする説得力ある一文である。問題解決に向かうためには、女性が社会で活躍することを自発的に行える社会環境にすることが必要である。」
  • 「昨今の歴史修正主義者らの発言、そこまでいかなくとも『空気』のようにその論調を『何となく』信じている風潮・人々に対し、具体的になぜそれがまちがっているのかーを語れるよう、きちんと勉強したいと思い、参加しました。まとまった話をお聞きでき、良かったです。不毛な強制連行ある/なし論ではなく、軍に責任あるという資料に立脚した論は、より多くの人が耳を傾けるべきと思いました。しかし、単純・シンプル・短い・分かりやすい話ばかり好まれる中で発信するにはどうすれば良いか…より勉強していくしかないのか、とも感じました。」
  • 「学生ばかりと思っていたら市民の方が多くてとてもおどろきました。市民の方型など、ふだん会う機会のない方の意見もきいてみたいと思いました。」
  • 「このような根拠に基づく研究を広めていくことで、ヘイトスピーチなどを包囲していく力になると感じた。」
  • 「歴史の流れを具体的な資料に基づいて説明していただいたので、これまでの理解が一層深まった。外国人だけでなく、日本人慰安婦の数の多さを改めて知ったことは新しい知見であった。教科書選択問題に絡めて、論議が進み、理論的な意見を交わす理性的な運動も〔それこそ〕必要だと思った。日本人はとにかく熱しやすく冷めやすいと云われているが、この間の“戦争法案反対’’の国民の動きとその声を一顧だにしない安倍内閣の姿勢は決して忘れてはいけないと感じた。」
  • 「緻密な資料とわかりやすい話でした。」
  • 「安保法制推進と歴史否定は深く結びついているとおもいます。このように基本的な事実を学ぶ機会は今、本当に求められていると思います。ありがとうございました。」
  • 「非常な豊富な資料をいただけてありがたく思う。私の専門としては近いものもあり、今回の問題について扱ったこともあるのだが、よくまとめられて分かりやすく、改めて考えることができたのはよかった。特に日本人慰安婦問題というのを考えるのに、資料が残っていて、検証することが必要なんだなと考えている。」
  • 「『日本軍無実論』に対して、資料等に基づき客観的に反論され、目からウロコでした。『靖国問題』を取り上げて欲しい。」
  • 「認識を新たにするとともに、当時の文書によりその当時の状況をリアルに感じることが出来ました。もし、可能ならば、さらに今回お話しいただけなかった後半部分もお聞きしたいと思います。また、お金の流れなどについてもお聞きしてみたいです。そもそも、戦争をすることによって生じる悲惨な現実であり、戦争に対する反省の中に含めなければならないと思いました。」
  • 「『慰安婦問題』がずっと言われてきて「軍の関与はなかったのでは」と世論が傾いてきており、『実際はどうなんだろう? それだけ否定するからにはなかったんだろうか?』と思ってわからずにいましたが、そして、そんなことがあったとは(強制連行による人権侵害)信じたくない気持も正直ありましたが、そんな疑問の余地もキレイさっぱりなくなるような資料と説明、大変勉強になりました。
    そして当時の日本は公娼制度があり、軍がこういったことをする(慰安施設をつくる)ことに寛容というか、何も言えない雰囲気だったのではないかと思っていたのですが、全くさにあらずというのも目からウロコでした。また、こういった方々の中に戦争がはげしくなった時に共に攻撃され戦死された方もいたのだろうかと思うと、そのことにも胸が痛みます。『船から落ちた慰安婦は助けなくていい。いくらも代りがいるから』と言われていたというエピソードは、本当にひどいと思った。人権無視もはなはだしい。
    日本はいまからでも元慰安婦の方たちにちゃんと補償すべきだと思いました。
    途上国への援助より、武装強化よりいのいちばんにやるべきことと思います。」
  • 「史料に基づいてわかりやすく話していただいてよかったです。」
  • 「永井さんの研究とその発表は、現在の日本にあって重大で貴重な教訓を国民に与えてくださると思いました。私はもう89歳ですが、小学校の時から、ピーさんという言葉を知っていました。そしてじのような女性かとも。今日のお話を聞いて、朝鮮ピーさんという言葉は知っていたが、日本人の女性についてお聞きしたのは、はじめてでした。戦争中のことについて、かつての少女時代の友人と話してても、全く知らないことが、事実はどうだったのか、おたがいに不明なことがたくさんあるのに気がついていました。本当のことを、きちんと知ることに、何という長い時間が必要だったのでしょう。思い切って今日うかゞって救われたような気持です。」
  • 「「醜いということはなかったことにする → 事実はなかった」という論をつき崩すための資料の追及し、それらを明らかにして下さって、胸のつかえが下りました。
    直視できない様な真実、事実をまっすぐな目でそらさずに見ていく力を私たちの後ろに続く世代にしっかり伝えていかねばと思います。過ちを繰り返さないために。」
  • 「朝日新聞のバッシングでメディアの報道が少なくなっています。今年6月(7月?)に朝日に永井先生の研究が載りましたが、これを載せる問題意識を朝日がもっていたらと思っています。事実を伝えること。」
  • 「時間不足が残念!! 核心をついた話でよかったです。ありがとうございました。」
  • 「歴史修正主義の問題に対して、とにかく事実を元に反論することが可能であり、重要なのだと感じました。朝鮮の植民地統治、戦後の在日朝鮮人の問題などについても『ひろば』で講義していただけたらと思います。」
  • 「お忙しい中、このような企画ありがとうございます。安倍政権の問題は過去に遡るほどの深い問題が孕まれているということがよく理解できました。歴史的に安倍のおかしさを批判するような会をこうして続けて下さい。特に植民地支配に関する会を期待しています。」
  • 「本日は講座に参加させていただきましてありがとうございました。私自身は大学院で従軍慰安婦について研究をしています。関西ではあまり慰安婦に関する勉強会は少ないように感じております。そのため本日参加ができたことは好運でした。再び永井先生の講座があれば参加したいです。」
  • 「何となく知っていたところも多かった。改めて細かく教えて頂き、改めて認識したことが多かったです。そのことで現在書物に発表されていることも表面文だけでしかないのだと感じました。一日も早く問題が解決することを望みます。今夜は有難うございました。
    引き続き第二回もしてほしいです。宜しくお願い致します。」
  • 「とても参考になりました。」
  • 「とてもわかりやすい講演でした。安保法制が国会で強行可決され、これからの国の動きに不安を感じます。これからも、こうした勉強会等を開催していただけるとありがたいです。京大有志の会の活動に心から賛同します。」
  • 「表面しか知らなかったので恥しく思いました。私も女性でありますので、日本政府は正式に被害国に謝罪し、かつ被害を受けた女性にも同様に謝罪すべきだと思います。歴史をねじ曲げてはいけないと思います。」
  • 「『慰安婦』問題、よく耳にし、ある程度は理解しているつもりでおりましたが、どうして始まり、どのように進められていったのか、知らない事ばかりでした。昔も今も真実がまげられ正しい事が国民に伝わらない、悲しい国だと思います。昔の事と片づけてはいけない事実、今日はお話が聞けて本当によかったと思います。正しい事を見つめる『目』を一人一人が持たなくてはいけませんが知識がたりません。このような場(ひろば)が全国に広がりますように願っています。ありがとうございました。(もう少しじっくりお話うかがいたかったです!)」
  • 「慰安所は軍の需要があり設置したものだから、外部委託であろうと直接運営であろうと、責任は軍にあると思います。拘束されて日常的に非人道的な労働を強制されたということは事実なのだから、連行の形がどうであれ、責任を認めて謝罪と補償をするべきだと思います。」
  • 「戦後の写真展などに行くと、韓国やフィリピン出身慰安婦の方の写真と話が載っているのだが、日本人で慰安婦だった方の証言はどれくらいあるのだろう? 憲法の話と安全保障の話、両方の側から議論をお願いします。」

2015年 8月22日(土)16:00~18:00 ひろば「本を語る会」

  • 「思想継承責任ということばを重く受けとめました。」
  • 「保育園で母親を対象に憲法の勉強会を行ないました。開催にあたっては、政治・思想に関わる団体と思われては、運営に支障がでるとのことで、父母会の協力は得られず、個人で行い、参加者も数名でした。落ち込みましたが、今日、参加して『鉄の扉を小指1本で押す』ことを放棄することの責任を改めて感じることができました。家では京大有志の会の声明書をトイレに貼って客人に少しだけアピールしてます。私の小指1本から始めます。続けます。」
  • 「平和と政治は切りはなす事の出来ない事柄ですが、今日の政治を見ていると、どうしても感心を持ちたくないし、関わりたくないと思ってしまいます。一方で平和な日本が、どんどんと変な方向に進んでいるのを見ていると、何か自分も平和運動なんて大層な事でもなくて、力を出したいと思うようになり、何十年ぶりにテキストを買って勉強しましたが、平和とは、あらためて勉強しないといけないんだなあと、つくづく思った次第です。私はHPからの情報を友人に発信しています。」
  • 「本日配布資料、現代のことばで書かれているジローズの杉田二郎氏は私の信仰する宗教の長崎島原教会の教師でもあります。宗教者である私たちは過去に国家に奉仕する過ちをおかし、戦後それを反省して二度と戦争をおこさないよう祈りつづけています。今日の私たちが貴い犠牲の上に成りたっていることを忘れてはなりません。『忘れないこと』それが知的財産、遺産だといわれた山室先生のお言葉は大変心にひびきました。」
  • 「フクシマと安保法制への斗争で疲れていますが、少し疲れがとれたようです。」
  • 「安保法制の国会審議における政府の答弁は聞くに耐えない。質問に答えるどころか、自らに課せられている『証明責任』を放棄して野党に対案を出せと迫っている。野党も野党だ。民主、維新で対案がまとまらないことに焦りを隠さず、それに負目を負うかのようにうろたえて見える。憲法違反の指摘にも耳をかさず結論ありきで突走る政府、迷走する野党、こんな連中に政治をまかせておけば、日本の将来は危うい。一般人を巻き込んだ抵抗の大きなうねりをつくって欲しい。若者よ黙すことなかれ!!年寄りも。もちろん。『広場』は小さい。せめて『スタジアム』に。」
  • 「質問です。
    ― 砂川事件の有名な伊達さんの『日本駐留の米軍は指揮権の有無にかかわらず日本の戦力に当たり憲法違反である』という判決がひっくり返った時、日本の憲法学者は何をしていたのでしょう?勉強不足で申しわけないのですが、素直に受け入れたのですか?おしえて下さい。
    ― 参加者をもう少し低年令化するには?」
  • 「山室先生が最後におっしゃった『忘れない、伝える』をよく考え実践していきたいです。」
  • 「結局日本人には民主主義が浸透していなかったということか。一般人は立憲主義を理解していない。今の危機的状況を何とも思っていない人が多く、絶望的な気分になる。人類普遍の原理」
  • 「日米安保(アメリカの核の下に)により日本の安全が守られたとよく耳にしますが、アメリカの基地をかかえて、ずっと危なかったと思います。アメリカの国防のリーダー格の人が『沖縄に基地が集中するのは、よくない。沖縄がやられたら日本でのアメリカの基地を失うことになる→全国に散在させた方がアメリカにとっては好都合(へのこにこだわらないという意)』日米安保に対するアメリカの意識はそんなものか、と驚いたが、もとより好戦的な米国は、日本を守っている、守ってきたという意識ではなく、充分利用してきたのだと思う。経済的にキツくなってきた米国の軍費を日本に押しつけて、アベのもとで、米国は、ホットしているのだと思う。」
  • 「山室先生のお話は大変明確で分かりやすかった。『(安保法制は)憲法13条を守るために9条をとるか集団自衛権をとるかの選択である』という指摘は目からウロコでした。『9条はまだ実現されていない未完のプロジェクト』全くその通りだと思います。忘れない、伝えていくことを胸に刻みます。」
  • 「―『人権は国民の不断の努力によって守っていかなければならない』憲法を改めて読み考えることができた。
    ― 私が傍観者であることを反省し、私にできることは…考えさせられることが多くあった。」
  • 「熱意あふれる講演に励まされます。日本が日本国憲法の下で本来の日本に進化しようとしているのにドキドキしています。今、頑張りどきだと思います。敗戦70年の日本の在日米軍とその基地、従属的な政府と自衛隊、沖縄の基地の現状などを規定したサンフランシスコ講和と日米安保体制を引き込んだ昭和天皇の政治介入を解き明かした岩波新書『安保条約の成立』豊下なら彦氏著もとりあげてください。」
  • 「今年7月4日の人文研『名作を読む』で山室先生の話を初めてききました。非常にわかりやすく、私にも理解できました。以来、現政権の無茶な進め方に現憲法が壁として立ちはだかっているのを何とか私も後ろから支えたいと思っています。忘れない!伝えていきます。」
  • 「9条の体系が分かったことが勉強になった。」
  • 「『憲法9条の思想水脈』ほんとうに一気に読めました。これまで習っていながらバラバラで未消化だったことがすべてつながり、問題の核心をとらえることができました。」
  • 「最初は内容がむずかしくて、なかなか入っていけませんでしたが、だんだん内容が分かってきて、為になりました。ありがとうございました。」
  • 「日本国憲法9条の背景にあるのは、戦前抑えられていた反戦的思想であること、それらの反戦的思想を再認識し、世界に向けて発信することが日本の国際的役割であると思う。」
  • 「“忘れない”、?伝える”、肝に命じておきます。本当に参加して良かったです。追伸:良心的兵役拒否のノウハウを広く伝えてほしいです。」
  • 「’41年大阪生まれ。大阪大空襲、焼い弾まで経験、疎開。大学では憲法学ゼミ、51年前。1番最初の判例研究では砂川裁判からの伊達判決から―砂川判決のムチャムチャな使い方、当時の田中耕太郎最高裁長官のアメリカへのへつらいを今こそあばくべき。日本はいつのまに法治国家から人治国家いや無法国家、不法国家に変わったのか?言葉の軽さ、本を読まない首相。」
  • 「もう少し討論の時間が長かったらと思います。」
  • 「状況に合わないから憲法を改正するのか?この平和憲法に状況を合わせるのか?今日、僕自身の答えがでました。」
  • 「精力的なご活動、いつも本当にありがとうございます。嫌がらせの手紙なども受け取っておられるのですね。私は刑法学者だからかお励ましの手紙しかいただいておりません。何かお手伝いできることがあればお知らせ下さい。今日はMiddlesの集会に呼ばれたので途中で東京に行きます。すみません。『三猿』状態になっている一般の人々にどうやってはたらきかけるか、まだまだかんばらないといけないと思います。お体にお気をつけておすごし下さいませ。京大 高山佳奈子」
  • 「『憲法はあてにならない』という風潮があるということを改めて認識させられました。この風潮に抗うのは勇気のいることですが、少しでもこういう集会に参加して意識を高めて『忘れない』ようにし、後世に『伝えて』いきたいと思います。『忘れない』『伝えていく』この2つのキーワードはとても大事だと思いました。」
  • 「みちこさんが言われた五日市憲法をはじめ、自由民権運動の時の民間の憲法作制のことや、日本国憲法を作制するときの在野の人々の憲法草案の話しももう少しくわしく話してもらえればと思いました。もちろん多くの日本人が生活に追われ、加害責任にほおかむりをしたのは事実ですが、被害の実体も悲惨だったのだと思います。」
  • 「終戦記念日を前後して、又、時流的にも非常に気になっていることで、本日拝聴して、目が覚めるような思いがしました。自分もしっかり今後覚せいしていきたいと思います。」
  • 「興味深く伺いました。」
  • 「たいへん有意義であったと思います。スタッフの方ありがとうございました。このような企画を継続していただければと思います。」
  • 「罪は個人のものだけれども責任は世代を越えて負うべきというお話が特に心に残りました。貴重なお話ありがとうございました。」
  • 「ありがとうございました。本を読んで行き詰っていたことが整理されました。ここに至るまでにもっと権利行使(=周囲に働きかけて)=投票権しておくべきだったと悔しいです。でも今『この法案は通るでしょう』とあっさり言わないで下さい。全国的に行動が拡がって山場に来ています。今こそこの会で学んだことを拡げて行動に参加しましょう、と言ってほしかったです。」
  • 「最後のほうの質問で、『私たちが書く憲法前文』の本を思い出しました。高校生の女性(当時)の『なんのとりえもない…つまらない国』だったかが話題でした。国家の役割(日本は経済も軍備も巨大ですが)を、軽くしていく発想も若い人がもって欲しいです。」
  • 「知力を有した個人が、未知の『平和』の道を一歩一歩かたちづくっていくのだと、感じ入りました。」
  • 「たいへんよくわかり、素晴らしい講義を有難うございました。単に皮フ感覚で戦争に向かう現状をうれうだけでなく、基本にある憲法をどのように大切に考えなければならないのか各人が思いをいたす時間になりました。もういちどじっくり憲法をよんでみたいです。」
  • 「京大有志の会の声明文に感動・共感してこの集会に参加しました。本当にわかりやすく、すばらしい声明文だと思います。『憲法9条の思想水脈』も読んでから来ました。9月1日の集会にも参加するつもりです。京大教育学部卒業生」
  • 「とてもよかった。”戦後民主主義”と”平和主義”、”アメリカンway of life”の影で見落としてきたものが見えてきたような気がする。それは加害責任と資本主義批判、犠牲のシステムなど。」
  • 「くわしくて、良かった。」
  • 「〈人は思想なり〉と強く思った。その人(山室先生)の発話を今回のように直接あびる(思想を知る)。そのことで聴き手の魂に火がつくことがある。私の中に何かが点火されたと思います。《満州―キメラ》《日露戦争の世紀》《憲法9条の思想水脈》を、この機会にじっくり読みたい、そう決意しています。この企画に感謝しております。」
  • 「思想水脈を読み、本日聴講させていただきましたので、9条の存在意義を明確にすることができました。今後9条は沖縄の基地問題、日米安保条約にどう関わっていくかが役割として試されていくのではないでしょうか。」
  • 「今、大事な憲法がないがしろにされている。初めて参加しました。これからも、伝えていく、忘れない。言葉が心に響きました。ありがとうございました。」
  • 「国、政府、国会、国会議員他日本国民は現憲法がどのように〔し〕てできたか知らないと思われる。いかなることがおころうとも人間が人間を殺してはならないということを知ろうとしないのではないか。帝国憲法改正案の審議録昭和21年6月27日付の原末次郎氏と吉田茂首相の応答によって帝国憲法が公布された。その審議の内容は国民に知らせることなく、そしてその憲法を普及させるために国民に平等として配布したがたった1度きりである。これは憲法で戦争しないといっただけで国民に知らせ教えなかった。国民も学んで実行しなかったことによって現在の安倍政権になっている。国、政府、国会は一人一票の格差を糺さずにいることは『さぎ』『おうりょう』であり、軍隊自衛隊の保持日米安全保障条約は憲法前文、9条、97~98条による。彼らは殺人及びほうじょに当る。彼らを『ひめん』し罪として『ばっす』べきである。」
  • 「9条が未完のプロジェクト…世界の未完のプロジェクトであるということに、大きな誇り、夢を持つことが出来ました。どんな未来を創るかは、私達次第なのですね!まだ始まったばかり、ねばり強く続け、伝えていきたいと思います。」
  • 「安重根の話――『人を殺さざるをえないような弱い人間である』と自分を見詰めなおしたときに、本当の平和を追求するようになった。このお話をきいたとき『武張った強さをほこるのではなく、弱さこそが自分のアイデンティティだ』と気付くこと、そこから本物の強さの芽が生まれ、平和への一歩がふみだせるのではないかと、それはその通りだろうと共感しました。『アクトオブキング』という映画――共産主義者を大量虐殺したインドネシアの『英雄』アンクル・コンゴさんが、はじめ誇っていたその行為を、思い出し、再現するにつれ、最後にはおう吐する――という変化を見たことと、ダブりました。私たち自身にも、そのためにこそ、かつての戦争の総括が必要ではないかと思います。」
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