EU使節団がゼレンシキー大統領と会談するために列車でキーウに向かっている。

ポーランドのモラヴィエツキ首相、与党「法と正義」総裁ヤロスワフ・カチンスキ、チェコ首相ペトル・フィアラ、スロヴェニア首相ヤネス・ヤンシャというメンバー。
https://wyborcza.pl/7,75398,28223129,delegacja-ue-jedzie-do-kijowa-na-spotkanie-z-zelenskim-kaczynski.html

ポーランドの2人の政治家については私自身はよいイメージがないし、このタイミングでの訪問はロシアとの停戦交渉にはむしろマイナス要因となる可能性がある。しかも、閣僚でも外交官でもない政党党首であるヤロスワフ・カチンスキが、なぜEU使節団のメンバーに加わっているのか。「カチンスキ」の名前に、少なくともロシア側はよい連想を抱かないであろう。
ヤロスワフ・カチンスキの双子の弟レフ・カチンスキは、2008年にポーランドの大統領としてグルジアを訪問したさいに、紛争中の南オセチア自治州との境界にあるロシア軍の検問所付近を通行中に銃撃を受けている。その2年後、レフ・カチンスキは、カティンの森事件追悼70周年記念式典に出席するために搭乗していた大統領専用機がロシア西部のスモレンスクで墜落した事故により死亡した。