ロシア国家院議長「裏切り者は市民権を失うべきだ」

「ジェチポスポリタ」 2022年4月12日
https://www.rp.pl/konflikty-zbrojne/art36059001-wolodin-zdrajcy-przeciwni-ofensywie-moskwy-powinni-tracic-obywatelstwo

「わが国の国民の圧倒的多数は、ウクライナにおける特別軍事作戦を支持し、わが国とわれわれの国民の安全を保障するためにそれが必要であることを理解している。しかし、臆病者や裏切り者もいる」と、国家院(ロシア連邦議会下院)議長ヴャチェスラフ・ヴォロージンは述べた。

ヴォロージンは、裏切り者の市民権を停止して入国を禁止することを可能にする法律がロシア連邦にないことは遺憾であるとの見解を示した。

「臆病者や裏切り者」の例としてヴォロージンは、3月14日にTV番組でウクライナへのロシアの侵攻に抗議したマリーナ・オフシャンニコワの名前を挙げた。罰金を科され仕事を解雇されたオフシャンニコワはその後、ドイツの『ヴェルト』紙”Die Welt” にフリーランスの記者として採用されている。

このことに立腹したヴォロージンは次のように述べた。「あの女は、いまやNATO加盟国のために働くのだ。ウクライナのネオナチのための武器提供を正当化し、わが国の兵士たちと戦う外国人傭兵を送り込み、ロシアに対する制裁を擁護するのだろう。」

『モスクワ・タイムズ』紙によれば、市民権剥奪のような厳しい措置には大統領の同意が必要だが、ヴォロージンの発言は、ウクライナでの戦争に反対する声に対してロシア社会でますます強まる敵対的な空気を反映している。

参考
君たちは失業することになる――服従しない芸術家と教員にロシア国家院議長が警告
投稿日: 2022年4月3日
https://www.kyotounivfreedom.com/ukraine_timeline/article/20220403_1/
ロシア、反戦的な発言をした教師を生徒たちが密告
投稿日: 2022年4月11日
https://www.kyotounivfreedom.com/ukraine_timeline/article/20220411_2/

【SatK】