7/19(金)18:30~20:30、京都大学文学部第7講義室にて、第3回人骨問題を考える連続学習会@京都大学が開催されます。報告:永原陽子(京都大学)「略奪と返還:ドイツ=アフリカ間の植民地遺骨」。応答:菊池恵介(同志社大学)。司会:板垣竜太(同志社大学)。入場無料・事前登録不要。
京大をはじめとする日本の帝国大学の多くの研究者たちが病理学や人類学を学んだのは、ドイツ語圏の大学や研究所でした。なかでも、ベルリンやフライブルクはその中心で、その「人骨コレクション」の規模は日本の大学の比ではありません。しかし、現在、それらの大学や博物館からは、遺骨の返還が次々と進められています。
19世紀末から20世紀前半のドイツを中心とするヨーロッパの「人類」研究と「人骨ビジネス」がどのようなものであったのか、とくに植民地との関係から跡付けるとともに、現在、どのような事情でその返還が進められ、そこにどのような問題があるのかを、アフリカ南部のナミビアとの関係を中心に考えてみます。